「T」 is TRUST

軽量化を実現する
信頼の「屋台骨」であること

長く世界経済を牽引してきた自動車業界は
今、100年に一度といわれる大変革期を迎えています。
時代を生き抜く重要なキーワード、それが「軽量化」。
より軽く、安全で、人と地球にやさしいクルマづくりのために
トヨテツは高い「技術開発力」と優れた「生産技術力」で
世界で最も信頼される部品メーカーであり続けます。

トヨテツの強み

主力が骨格

変革期を生き抜く底力がある

鋼板・樹脂の自動車プレス部品メーカーであるトヨテツの主力製品は、クルマの「骨格」部分にあたるボデー部品。そのなかの一つ、前部座席と後部座席の間にある柱「センターボデーピラー」はトヨタ車の大半に採用されています。
動力源がガソリンから電気へ、運転者が人からAI(人工知能)へと変わっても、クルマにはボデー製品が必要不可欠。クルマ全体の軽量化が命題である自動車業界において、トヨテツ製ボデー製品の担う役割に大きな期待がかかっています。
「超ハイテン」とよばれる非常に硬度の高い特殊鋼板の加工技術や、加熱した後に急冷して硬度を高める新技術「ホットプレス」を活かして、自動運転化時代にますます重視される「衝突安全性」に優れた製品を生み出しています。

マーケットが世界規模

グローバルに活躍できる

トヨテツは日本・北米・欧州・中国・アジアの「世界5極体制」を敷き、国内8拠点、海外9か国15拠点でグローバルに事業展開。今後、需要の高まりが予想される新興国での生産に対しても、柔軟に応える体制を整えています。入社後は早ければ入社3年目頃から、生産準備のために海外拠点へ出張するチャンスも。国内外を問わず、若手が活躍する環境が整っています。

企画開発から量産まで

提案力を発揮できるワンストップ体制

さまざまなニーズに対して柔軟に対応できることも、トヨテツの強み。優れた提案力を活かして企画開発から試験評価まで、一貫して社内で行っています。プレス加工に使う金型の一部は社内で設計・製作。溶接設備もあることから、ペダル関連製品などを中心に内製化を進めています。
特筆すべきは、高品質・低コストの量産を可能にする生産技術力。ムダを排除し、ジャストインタイムで生産する「TPS(トヨタ生産方)」の徹底により、高効率で信頼性の高いモノづくりを実現しています。

オンリーワンの技術力

愚直なほど真摯なモノづくり

「超ハイテン」「ホットプレス」に代表される最新技術と、鉄・樹脂・アルミなどさまざまな素材加工、これらの加工技術をすべて社内でできる部品メーカーは世界的にも数社しかありません。
その高い技術力が認められて、主力のボデー部品のほかに、クルマの駆動・制御をコントロールするシャシー部品の分野で多くの技術開発賞を受賞。特殊な凸形状でソフトな質感を実現した「とよとつ」は特許を取得し、内装部品「フロントドアトリム」の質感向上に役立っています。機能部品の「ブレーキペダル」はトヨタ車のほとんどに採用されるなど、他社ではできないオンリーワンのモノづくりを実現しています。

1分でわかる自動車業界

トヨテツは、トヨタ自動車の一次部品メーカー。トヨタ自動車のほか、国内外の完成車メーカーを顧客に持っています。

主力製品の紹介

01

センターボデー
ピラーリンフォース

ボデー部品

センターボデー
ピラーリンフォース

4ドア車の前部ドアと後部ドアの間に位置する柱で、ボデー全体の強度に影響を与える重要な部品です。側面からの衝突の際に下部へとエネルギーを逃すため、部品の上下に強度の異なる素材を使用。プレスや溶接の最先端技術がたくさんつまった、トヨテツの主力製品です。

02

バンパー
リンフォース

ボデー部品

バンパー
リンフォース

自動車の前後についているバンパー内部の部品です。乗っている人の安全を守るために、衝突の際に変形してエネルギーを吸収する衝撃吸収部材「クラッシュボックス」が使われています。

03

ラジエーター
サポート

ボデー部品

ラジエーター
サポート

エンジンを冷却するラジエーターやヘッドランプを支えるボデー部品。鋼鈑・樹脂のノウハウを持つ強みを生かし、一部を樹脂に変え、強度を保ちつつ軽量化を図っています。センターボデーピラーリンフォースに次ぐ売り上げを誇る製品です。

04

サスペンション
アーム

シャシー部品

サスペンション
アーム

車体とタイヤを連結させる役割を持つシャシー部品の一つ。車体から腕のように伸びて、足回りを支えます。

05

リンク式
ブレーキペダル

機能部品

リンク式
ブレーキペダル

自動車の3大基本性能(走る、曲がる、止まる)の一つ、「止まる」を担う重要な部品です。トヨタ車のほとんどに、トヨテツ製ブレーキペダルが採用されています。

06

クラッチペダル

機能部品

クラッチペダル

マニュアル車に搭載する足踏み式の部品。トヨテツは日本初となる樹脂製のクラッチペダルを開発し、軽量化と操作性の向上を実現しました。

07

パワーモジュール
ハウジング

電子部品

パワーモジュール
ハウジング

ハイブリッドカーの心臓部もいえる重要な電子部品です。トヨテツの「やってみよう!」というチャレンジ精神から生まれた開発品で、初代プリウスから搭載されています。

08

フロントドア
トリム

内装部品

フロントドア
トリム

フロントドアの内装部分です。手の触れる部分には、独自に開発した微細な凸形状「とよとつ」(特許取得済み)を使用。上質な質感を備えた意匠性の高い内装部品として、評価されています。

09

その他の製品

アルミ部品

その他の製品

鋼鈑に比べて密度が約1/3と軽く、低燃費化に貢献するアルミニウムを使用した部品。主にレクサス車に搭載されています。素材が高価で、溶接などの加工が鉄よりも難しいため、高い技術力が必要とされます。

トヨテツの新たな挑戦

ベビーリーフ生産事業

生産技術力を活かして、安心安全の野菜づくり

植物工場「アグリカルチャー R&D センター」にて、サラダなどに使うベビーリーフを水耕栽培。
「Pulizia Green」のブランド名で、愛知県内のスーパーや飲食店に出荷しています。
トヨタ生産方式による、徹底した効率化と品質管理のノウハウを水耕栽培に応用。光の量や温度・湿度管理を厳密に管理し、「洗わずに食べられる」清潔な野菜の安定供給を実現しています。

確かな技術力をベースに、新たな発想でこれからの暮らしを豊かにする。
「こんなモノがあったらいいな」という夢や希望を、
実現するチャンスがあります。