26卒
ENTRY
27卒
ENTRY
インタビューを受けた人の紹介
技術職

インタビュー

製品化技術

製品化技術部 機能部品製品化室

S.S

工学研究科卒 2019年入社

心できる存在になるために。 学びを生かし、成長へつなげる。

心できる存在になるために。 学びを生かし、 成長へつなげる。

入社を決めた理由

在籍していた大学院では化学専攻で、ゴムや樹脂といった高分子材料の研究をしていました。「別分野からの角度や知見が必要」という言葉を受け、豊田鉃工に興味が湧いて応募しました。
選考で印象に残っているのは、2次面接です。待機室で待っていると社員の方がふらっと前の席に座り、「好きな本はある?」と話しかけてもらいました。緊張をほぐすために話しかけてくれたのかと思っていたのですが、その方は専務だったと後から聞き、フットワークの軽さに驚きました。その上、最終面接時にはその専務が面接官で、同じ質問を投げかけられたんです。笑ってしまいましたが、フランクに接してもらえたことはとてもありがたかったですね。

現在の仕事内容・
仕事のやりがい

私はいま、機能部品製品化室に所属し、次期EV車に搭載されるブレーキペダルの設計を行っています。部品の配置や要求性能が従来とは異なるため、新しい知識や考えを吸収しながら業務と向き合っています。強度、つくりやすさ、コストの3つを満足させる設計は難しい反面、やりごたえがありますね。
また、ブレーキペダルのサポート部分を樹脂化するという開発案件にも携わっています。開発自体は先輩方が何度も挑戦してきたものの、なかなか採用には至っていないというプロジェクト。コストがネックでしたが、欧州でトレンドとなっている新しい構造を組み込むことで、開発の目処が立ちました。まだ懸案事項もあり、試作品を作成しながら開発を進めています。

仕事への熱意・
大切にしていること

設計者としての目線では、お客様だけでなく、生産する現場の意見にもしっかりと耳を傾け、よりつくりやすい製品を設計することを意識しています。
一方で、私個人が大切にしているモットーがあります。それは、気分良く家に帰ること。仕事の裁量が任されているため、切りの良いところで帰ります。帰宅してからは仕事のことを考えずにリフレッシュすることが、次の日の活力につながるからです。ただ、そう上手くはいかないこともあります。指摘された内容を引きずってしまう日、考えがまとまらない日も。そんなときは、帰宅中に一人反省会。良かった点を挙げてみたり、次の方向性を考えてみたりと、マイナス面をポジティブな思考に置き換えるようにしています。

成長を感じた瞬間

自分が初めて最初から最後まで携わった、ランドクルーザー250のブレーキペダルを設計したときのことです。部品を新設することで仕様も増えてしまうことが問題となり、共通化して種類低減をしたい工場サイドと最適なフィーリングにしたい客先設計とで板挟みになり、とても悩んだことがありました。
解決のために実施したのは、試作品作成による検証とともに、共通化と新設双方のメリットとデメリットの抽出でした。通常の期日を越えながらも、粘り強く検証と図面化と交渉を行い、最終的には客先設計にも満足いただける形状が確定できました。この一件を乗り越えてからは、どんなにつまずくことがあっても、「あの大変さに比べれば」と思えるようになりましたね。

本音をさらに深掘り!

Q1.

トヨテツの
こんなところが好き!

新しいことに挑戦的で、「やってみよう」という雰囲気がある点です。新しい製品や構造だけでなく、業務のDX化や働き方改革にも前向きですね。失敗を責めず、失敗を恐れない姿勢は、会社のスローガンにぴったりと合っていると思います。

Q2.

あなたから見た
トヨテツの社風は?

人間関係は堅すぎず緩すぎず、ちょうど良い距離感を持っている会社だと思います。もちろん相談はしやすいですし、一人でじっくり考える時間も与えてもらえます。冗談も言い合えるフレンドリーな方が多いので、プライベートの話もよくしますよ。

Q3.

学生時代の学び
生かされている?

研究室で学んだ知識は現在の業務に直接関係していませんが、研究で培った忍耐力やひたむきに手段を模索する姿勢、途中で投げ出さずに最後までやり切るといった精神面は、大いに生かせていると思っています。

Q4.

トヨテツに
お願いしたいこと!

当社はDX化が急速に進む一方で、設備やルールが追いついていない部分があると感じています。表面化した課題が解決され、社員の考え方や環境、共通の決まりごとが整えば、さらに働きやすくなるのではと期待しています。

Q5.

ワークライフバランス
ついてどう思う?

男性でも育児休暇取得が推奨されています。私も1ヵ月半ほど取得し、子どもの成長を間近で見ることができました。仲間の室員に快く業務を引き継いでもらえたので、気兼ねなく過ごせましたね。仕事とプライベートの両立に対して、会社も協力的だと思います。

Q6.

通勤時間やアクセス
ついて思うこと

私は交通量の多い大通りを経由して通勤しているので、通勤・帰宅ラッシュを避けることは難しいのが現状です。通勤に1時間かかることも……。通勤時間を有効に活用できる方法を探して、少しでも快適な通勤が実現できるよう工夫しています。

今後の目標・
学生に伝えたいこと

「この人に任せておけば安心だ」と言われるような実力と人望を身につけたいですね。そのために、相手が求めていることに対して、プラスアルファのアウトプットが必要だと思っています。自分が伝えたい情報を渡すだけではなく、相手が知りたい情報を察知するように意識して動いています。学ぶことに億劫にならずに、日々成長する毎日を過ごしていきます。

Oneday schedule

09:00
出社後すぐにメールチェックを行い、やるべきことの優先順位を確認します。
09:15
周辺部品の情報を基に、成形性も確認しながら新規部品の形状を作成。
12:15
食堂でしっかりと昼食をとり、その後は自席で15分ほど仮眠。
13:30
業務の進捗状況を上司に報告。客先とも情報共有を行い、方向性のすり合わせを実施。
16:00
報告や打ち合わせで発生した新たな検討項目や課題を整理します。
19:00
退社後は帰りを待っている子どもと触れ合い、明日への活力を養います。

Career

2019年
入社。旧第2技術部 機能VI技術室へ配属。ブレーキペダルの開発業務を行う。
2021年
現在の製品化技術部 機能部品製品化室に異動。ブレーキペダルやクラッチペダルの設計を担当。

Holiday

休日のイメージ画像

家族で動物園や児童館、公園などに出かけ、子どもと過ごす時間を大切にしています。サッカー観戦が好きなので、子どもを寝かしつけた後は、晩酌をしながら観ることも多いです。